病院はいつ行っても混雑しています。
総合病院など大きな病院は外来受付時間が午前中のみというところが多いので、朝8時半~9時の診察開始時間に行っても病院が開く前から列が出来ていたりします。そのため待ち時間も長くなり、よく「2時間待ちの3分診察」と言われます。
予約してもやはり時間通りにはあまりいかず、それなりの待ち時間が発生します。午前中に病院に行って出社しようとしても、結局午後になってから出社するなどざらにある話です。
これからの時代、今よりさらに高齢者が増え少子化が進む超少子高齢化社会を日本は迎えようとしています。現在でも比較的医療を必要としやすい高齢者の受診数が多く、対して少子化の影響か医療従事者の数が減っています。この需要と供給のミスマッチを改善するには医師や看護師などの数を増やしていくしかありませんが、それは少し時間もかかるし現実的な話ではありません。
それより今進んでいるのは、訪問看護です。訪問看護とは医師や看護師が患者の自宅に行き、そこで診察を受けるというものです。もちろん重症患者には出来ないですが、がんの終末期を迎えている人などは自宅に帰る人も多いので該当します。それから、インターネット上で診察が出来ないか、という開発も行われています。画面を使いビデオのように患者を映して、画面を通しての診察ということになります。こうすれば患者も在宅で簡単に診察を受けることが出来るし、診察予約も簡単、ネット上では遅延情報などもすぐに入るのでかなり便利になると思います。医療業界もさらにIT化する方法を考えるべきだと思います。